ロジカルシンキングとフレームワークの意義

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考えを「並列的に列挙」する 例えば、「○○は××である」という「結論や仮定」に対して、「原因や理由」として「▲だから」をどんどん列挙していきましょう。初めは、並列的に列挙することで簡単に整理できます。下の図は、「私はロジカルシンキングが苦手である」という文に対して、「なぜならば」を並列的に列挙した例です。このようにどんどん列挙してみましょう。

なぜグセをつける 前項では、「なぜならば」を列挙し掘り下げることの重要性について述べました。ここでは、そのための「なぜグセ」をつける方法について述べていきます。

  1. 「なぜ?」を書いてみる 自分が解決したいことをたくさん書き出す方法です。そして、空き時間や隙間時間に「なぜ」を考えるようにしましょう。使えるツールとしては、以下のものがあります。 ・付箋 ・ノート ・A4コピー紙(バインダー綴じ) ・しおり(読書中のメモ) ・スマートフォン(メモ、TODO、アラーム) ・PC(Eメールなど)

私はまずA4ノートに書き出し、アウトラインプロセッサを使ってじっくりと答えをまとめています。紙に手書きで書き出すのがベストですが、使用できる場所が限られることもあります。重要なのは続けることなので、自分に合ったツールや方法を見つけましょう。

・アウトラインプロセッサ: 一般的には論文のような長くて構造が複雑な文章を作成する際におすすめのソフトですが、短い定型的な文章を管理したり、時系列ごとにメモを残すなどの用途にも使えます。私は「NanaTerry」を愛用しています。

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結論を意識して話す 例えば会話時に、結論を意識して話すことで、演繹法による推論力を鍛えることができます。結論に至るまでの根拠や過程を整理しながら話すようになれば、次は、結論を会話の始めに伝え、その後に論理を展開する話し方ができるようになります。これは、ピラミッド構造におけるトップダウンアプローチの練習にもなります。

仮説を立てて考える まず仮説を立てて、それに沿った根拠を集めて論理の道筋を立てましょう。これにより、帰納法による推論力が鍛えられます。仮説を立てて検証し、うまくいかなければ新たに仮説を立てるという手順を繰り返すことで、ロジカルシンキングの練習になります。仮説を立てる段階を持つことで、思い付きでの行動を防ぐ効果もあります。

フレームワークの意味はWikipediaから引用すると、「枠組み」「骨組み」「構造」などと和訳できる英単語です。ロジカルシンキングにおけるフレームワークは、「枠組み」「思考の枠組み」という意味となります。簡単に言うと、フレームワークとは「論理的思考をするための切り口やヒント」です。帰納法と演繹法(弁証法はおまけ)は学校で習ってきたことを思い出すと使えるようになります。フレームワークはまずは知ることから始める必要があります。

フェルミ推定は少し難しいですが、やり方が分かると結構楽しい推定手法です。マインドマップは思考を整理するのにとても役立ちます。マインドマップは、ひとりブレインストーミングのような思考形態となりますので、フレームワークの対極に位置するものです。MECEを目指す思考を形から目指すのも大切ですが、無形で求めることを学んで欲しいという気持ちもあります。

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